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わたしはNに
メールを返しました。
お母さんの言葉
ぐっと胸に迫りました。
一期一会
お母さんは
そういう気持ちで人に会ったり
お参りしたりしているんだよね。
「親孝行、したい時に親はなし」
後悔しないよう
一緒に頑張っていこう。
「元気な様でも
お祖母ちゃまは99歳。
いつどんなことがあったって
おかしくないんだからね」
医師をしている娘のマノンに
わたしはいつも
そう脅されています。
だから
なかなか
出来ないことだけれど
さりげなく
無理せずがんばって
親孝行しようと考えています。
だから
Nの親孝行が
他人事でなく嬉しいのです。
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「紅さすうちは大丈夫」のご託宣から
しばらくして
里帰りをしていた
Nがメールをくれました。
Nのお母さんは90歳
岡山の田舎で
独り暮らしをされています。
Nのメールです。
岡山から無事帰ってきました。
今回は母と二人
親戚の墓参りに
京都まで行ってきました。
お墓に手を合わせた母が
突然
「最後のお別れになると思います」
と言ったので
僕はびっくりしてしました。
母はもう年が年ですから
自然に出た言葉のように
聞こえました。
「母ちゃん、元気でいてよね。
次は広島の親戚のお墓参りを
しようよ。
帰りは鞆の浦で
海を見ながら鯛を食べてさ!」
僕はそう言って
母を励ましました。
当然
君のお母さんの
「赤い口紅やマニキュア」のことも
話して
元気をつけさせて
もらいました。
わたしは
メールを読んで
嬉しくなりました。
母が話題に上がったことも
嬉しかったし
それより何より
同じ老親をもつNの
親孝行そのものが
嬉しかったのです。
しばらくして
里帰りをしていた
Nがメールをくれました。
Nのお母さんは90歳
岡山の田舎で
独り暮らしをされています。
Nのメールです。
岡山から無事帰ってきました。
今回は母と二人
親戚の墓参りに
京都まで行ってきました。
お墓に手を合わせた母が
突然
「最後のお別れになると思います」
と言ったので
僕はびっくりしてしました。
母はもう年が年ですから
自然に出た言葉のように
聞こえました。
「母ちゃん、元気でいてよね。
次は広島の親戚のお墓参りを
しようよ。
帰りは鞆の浦で
海を見ながら鯛を食べてさ!」
僕はそう言って
母を励ましました。
当然
君のお母さんの
「赤い口紅やマニキュア」のことも
話して
元気をつけさせて
もらいました。
わたしは
メールを読んで
嬉しくなりました。
母が話題に上がったことも
嬉しかったし
それより何より
同じ老親をもつNの
親孝行そのものが
嬉しかったのです。
母の手を引いてくれた
友人・Nは
何事にも動じない
あっけらかんとした男です。
そんな男ですが
百歳間近の母の化粧には
驚いたのでした。
だけど
母にとって
化粧など当然のこと。
物心付いてから
白寿を迎えた今日の日まで
化粧をしなかった日など
一日もなく
たまには
マニュキュアだってしてもらう
母なのです。
それにしても
不思議なことがあるもの。
Nは何度もわが家に来ていて
化粧した母の顔だって
いつも見ていた筈なのです。
わたしに言わせれば
今まで気がつかなかったのが
大不思議。
鈍感にも程がある
と、思うのです。
友人・Nは
何事にも動じない
あっけらかんとした男です。
そんな男ですが
百歳間近の母の化粧には
驚いたのでした。
だけど
母にとって
化粧など当然のこと。
物心付いてから
白寿を迎えた今日の日まで
化粧をしなかった日など
一日もなく
たまには
マニュキュアだってしてもらう
母なのです。
それにしても
不思議なことがあるもの。
Nは何度もわが家に来ていて
化粧した母の顔だって
いつも見ていた筈なのです。
わたしに言わせれば
今まで気がつかなかったのが
大不思議。
鈍感にも程がある
と、思うのです。
友人・Nが帰った後・・・
わたし達は
「ご託宣」を思い出しては
大笑いを繰り返しました。

「お手をどうぞ」と言う男あり
友人・N
そして
その記念にと
親子3人で「うた」を作りました。
・ 戯れにお手をどうぞという男あり
白寿の吾はいまだときめく
・ 熟年の息子の友に手を引かれ
白寿の吾は少女に帰る
・ 熟年の息子の友に手を預け
恥らう吾は白寿の乙女
・ 熟年の男二人に手を預け
歩む庭には福寿草
母は
ご託宣も嬉しかったけれど
Nに手を引いてもらったことも
嬉しかったのです。
母はこの日
作った歌を日記につけ
華やいだ気持ちで
床に就いたのです。
そして
翌日もまた
機嫌よく紅を引いたのです。
そして
わたしは今も
時々
思い出し笑いをしているのです。
わたし達は
「ご託宣」を思い出しては
大笑いを繰り返しました。
「お手をどうぞ」と言う男あり
友人・N
そして
その記念にと
親子3人で「うた」を作りました。
・ 戯れにお手をどうぞという男あり
白寿の吾はいまだときめく
・ 熟年の息子の友に手を引かれ
白寿の吾は少女に帰る
・ 熟年の息子の友に手を預け
恥らう吾は白寿の乙女
・ 熟年の男二人に手を預け
歩む庭には福寿草
母は
ご託宣も嬉しかったけれど
Nに手を引いてもらったことも
嬉しかったのです。
母はこの日
作った歌を日記につけ
華やいだ気持ちで
床に就いたのです。
そして
翌日もまた
機嫌よく紅を引いたのです。
そして
わたしは今も
時々
思い出し笑いをしているのです。
ちょっと前のことです。
わたしの友人・Nが
遊びに来てくれて
母と妻と4人
近所のY屋で食事をしながら
大いにだべりました。
そのY屋への行き返り
Nが母の手を引いてくれました。
「お母さん!
口紅塗っているうちは大丈夫・・・
大丈夫死にゃあしませんよ!」
母の顔を覗き込んだNが
突然断言したのです。
唐突な「ご託宣」に
わたし達3人はもうびっくり。
それから
4人で大笑いをしたのです。
「いつまで生きられるかしら?」
時々そう聞く母です。
多分
自分の死を
間近に感じているのだと
思います。
だけど、まさか
こんなうれしいご託宣を
もらえるとは!!
ご託宣をもらって
母はもう
にっこにこ。
わたし達も
本当にうれしかったのです。
わたしの友人・Nが
遊びに来てくれて
母と妻と4人
近所のY屋で食事をしながら
大いにだべりました。
そのY屋への行き返り
Nが母の手を引いてくれました。
「お母さん!
口紅塗っているうちは大丈夫・・・
大丈夫死にゃあしませんよ!」
母の顔を覗き込んだNが
突然断言したのです。
唐突な「ご託宣」に
わたし達3人はもうびっくり。
それから
4人で大笑いをしたのです。
「いつまで生きられるかしら?」
時々そう聞く母です。
多分
自分の死を
間近に感じているのだと
思います。
だけど、まさか
こんなうれしいご託宣を
もらえるとは!!
ご託宣をもらって
母はもう
にっこにこ。
わたし達も
本当にうれしかったのです。