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テレビのワイドショウで
ちょっと前
大桃さんと麻木さんの
山路さんを挟んだW不倫が
話題沸騰しました。
わたしはあんな下らぬ話
見たくも聞きたくもないけれど
どのチャンネルをひねっても
やっているので
嫌でも
耳目から入って来ました。
そんなある日
実家近くの温泉へ行くと
洗い場で横に座った
小父さんたちふたりの会話が
聞きたくもないのにまた
耳に入って来ました。
「トラちゃんのお袋さん死んだの
知ってる?」
「いやあ、知らんかった」
「昨日死んで、あさって葬式
おらあ、行かなきゃならんのよ」
「トラちゃんのお袋さんて言やあ
いい歳だったずら」
「ほうよ。
この夏100歳になったばっか。
だけんど
人間長生きしたくねえよな。
菅直人だか
愚図直人だか知らんけんど
100でもらった
賞状だって銀杯だって
賞状だって銀杯だって
飾るとこ無くなっちまうんだ」
「なんでよ?」
「ふんだってほうずら!
トラちゃんのおかっさん(奥さん)
トラちゃんが入院している間に
男が出来てさ。
トラちゃんが死んだか死なんうちに
再婚よ。
新しい旦那も
すぐ死んだんだけんど
トラちゃんのお袋さんの
面倒だって
看ただか
看んだか分らんようなもん。
だけんど
トラちゃんの家屋敷は全部
おかっさんのもんになるんだと。
おかっさんはこっちにゃあ
住んでいんだから
どうせうっぱらっちまうらしいって
話だ。
だから賞状だって
飾るとこ無くなっちまうって訳さ」
「やいやい、それじゃあ
あんまりじゃあねえか。
トラちゃんにゃ
他に男っ兄弟はいんだけ?」
「それがさ
男兄弟はみんな死んじまってさ。
後はみんな
嫁に行っちまった女っ子ばかり。
どうしたって
おかっさんのもんになっちまうんだと」
「何だあ、そりゃあ。
取られ損じゃあねえか。
とんでもねえおかっさんもらうと
えらい事になるじゃんか」
こんな話を聞きながら
わたしは思わず
隣の女風呂に入っている
妻の顔を思い浮かべたのです。PR
朝日新聞の記事
「(親の介護は)
それまでの
それまでの
親子関係の積み重ねによって
したいと思えば
出来る範囲ですればよく
しなくても、罪悪感を
感じる事はありません。
親の期待と出来ることに
開きがあるのは当然
親不孝ではないですよ」
って言われる先生のご意見
それは全く
その通りなんだろうけれど
「人間、そうは言っても
感情の動物。
きょうだいみんなが
無関心なら
独りでやってる奴のイライラ
一体どうしてくれるってのよ!
やらないのは
親不孝じゃないたって
子供達
みんなが看なかったら
みんなが看なかったら
親は一体
どうなるってのよ!」
どうなるってのよ!」
と、そう反論しながら
記事を読んだわたしです。 「親の面倒看るのは
お前の役目だろ!」
と、きょうだいが押し付け合い
非難し合っていると言う話を
わたしはよく耳にします。
しばらく前の朝日新聞に
「あなたの安心・親孝行って?4」
という記事が載りました。
開業医の岡本先生が
「きょうだいは、親の愛情を巡る
ライバルですからね」
と語ったと、記事にありました。
「親が元気なうちはいいが
介護が必要になると
配偶者も絡んで波乱がおきがち」とも
「老親のケアは
不憫さと厄介さとの葛藤なんです。
背景には、子自身の老後への
漠然とした不安感と
相続の問題がある」とも
「もともと親孝行は
経済的な扶養が主
年金制度や介護保険で
社会的な支えが出来て
残るのは人間交流」とも
「最高レベルの親孝行は
尊敬の情を表現すること。
1番つらいのが無関心ですね」とも
「きょうだい間の
バランスを保つ基本は
互いにできることはする」
とも語ったと、記事にありました。
また
心理カウンセラーの別府先生が
「きょうだいが介護に無関心な時は
1.さっさと諦めて期待しない
2.「自分流に出来ていいわ」と
発想を転換する
3.介護サービスを使って
自分の世界を広げるように」
と、アドバイスしてると
同じ記事にありました。
「親を巡って決裂するなんて
もったいない。
年をとった時、きょうだいと
話せるのはうれしいですよ」とも
「それまでの
親子関係の積み重ねによって
したいと思えば
出来る範囲ですればよく
しなくても、罪悪感を
感じる事はありません。
親の期待と出来ることに
開きがあるのは当然
親不孝ではないですよ」とも
アドバイスしていると
アドバイスしていると
記事にありました。
朝日新聞に載っていた
「認知症早期発見のめやす」
認知症かどうかは
知らないけれど
悲しいかな!
母はそのほとんどに
チェックが入る状態です。
チェックが入らないのは
「財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う」
項目ぐらい。
料理や片づけ、計算などは
ミスしようにももう全くしないし
日時や場所の約束など、最初から
必要ありません。
母はただ
誰かが来て、誰かが話して
誰かが作って
誰かが
連れて行くのを待つだけ。
幸か不幸か!
母の人生は今
全て待ちの状態
お仕着せ、お任せ状態に
なっているのです。
だけど、これは決して
他人事ではありません。
わたしも妻も、そしてあなたも
多分もう直ぐ
そういう日が来るのだと
覚悟して、用意して
おかなければと思うのです。
しばらく前の朝日新聞に
「認知症早期発見のめやす」
という記事がありました。
□ 切ってすぐに電話の相手の名前を忘れる
□ 同じことを何度も言う、聞く、する
□ しまい忘れが多く、いつも探し物をする
□ 財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う
□ 料理や片づけ、計算などのミスが多くなった
□ 新しいことが覚えられない
□ 約束の日時や場所を間違える
□ 慣れた道でも迷うことがある
□ 外出する時、持ち物を何度も確かめる
□ 身だしなみを構わなくなった
これを読んで
わたしは早速、妻と
チェックを入れてみたのです。
すると、やっぱりと言うか
残念無念と言うか
どの項目にも、わたし達自身の
思い当たる事例がありました。
わたしは今まで
母のことばかり、様々あげつらい
書き連ねて来たのだけれど
この時改めて
他人事だと安心していられない
自分たちの状態を
確認させられたのです。