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「嫌いな人はいたの?」
そう聞かれた母は
「そりゃあいたわ」と答えました。
「いたなあ。
一生を通じて
二人だけ嫌いな人がいたわ」
母はちょっと寂しそうに
遠くを見るようにして言いました。
「一人は・・・・お姑さん。
一緒に笑っていても
目の奥が笑っていないような
人だった。
死のうか、って思ったくらい
いろいろあったもの。
近所や牧の人を集めて
私に聞こえるように
悪口を言うの。
それをまたみんなが
囃すように笑い立てるの。
『鬼嫁!』
そう吐き捨てるように言って
私を睨んで帰る人だっていたわ。
みんな
お姑さんに気を使って
いたんだけどね。
私は辛かった。
もう一人は・・・Kちゃん。
ありもしない噂を
これでもかこれでもかって
流してくれたもの。
噂ってほんとに卑怯
反論の仕様がないのよ。
ただ忘れられるのを待つだけ。
ほんとに辛かった。
でももう
二人とも死んじゃった。
今はもう遠い昔の思い出
ちょっとなつかしいような気分なの」
と、母は言いました。
そう聞かれた母は
「そりゃあいたわ」と答えました。
「いたなあ。
一生を通じて
二人だけ嫌いな人がいたわ」
母はちょっと寂しそうに
遠くを見るようにして言いました。
「一人は・・・・お姑さん。
一緒に笑っていても
目の奥が笑っていないような
人だった。
死のうか、って思ったくらい
いろいろあったもの。
近所や牧の人を集めて
私に聞こえるように
悪口を言うの。
それをまたみんなが
囃すように笑い立てるの。
『鬼嫁!』
そう吐き捨てるように言って
私を睨んで帰る人だっていたわ。
みんな
お姑さんに気を使って
いたんだけどね。
私は辛かった。
もう一人は・・・Kちゃん。
ありもしない噂を
これでもかこれでもかって
流してくれたもの。
噂ってほんとに卑怯
反論の仕様がないのよ。
ただ忘れられるのを待つだけ。
ほんとに辛かった。
でももう
二人とも死んじゃった。
今はもう遠い昔の思い出
ちょっとなつかしいような気分なの」
と、母は言いました。
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