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「ALWAYS 続三丁目の夕日」

あの頃は

みんなが
肩寄せあって生きていた。

だけど今は

親子であっても
ご近所であっても

別々に生きてるって感じ

親子であっても何か他人事
ご近所であっても何かよそ事

お互い干渉することもなく
交歓することもない。

これじゃあ

一緒に生きてる
意味がないと思うのです。

そりゃあ

豊かになった
って、こともあるんでしょうが

住宅事情が良くなった
って、こともあるんでしょうが

やることが一杯ある
って、こともあるんでしょうが

人と交わることが煩わしい
って、こともあるんでしょうが

わたしはやっぱり
少し寂しい思いがするのです。

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「ALWAYS 続三丁目の夕日」
を観てきました。

あの頃は
貧しかったけれど・・・

みんなの心が
一つにまとまっていたっけ。

貧しい者同士
肩寄せ合って

手をつないで
生きていたんだっけ!!

そんなことを
思い出しながら観ていた2時間。

やっぱり観にきてよかった。

ちょっと渇き気味だった
わたしのメンタマが

しわしわになるほど
涙が出ました。



わたしはこの映画で
わたしの少年時代を思い出しました。

あの頃はほんと
親が子供と一緒に生きていた。

家族中が
隣近所と一緒に生きていた。

どんな場面にも
大人と子供がいて、老人がいて

ご近所がいて
しかも、大勢いて

喜びも悲しみも
みんなが運命共同体。

ぶっつかり合いながらも
助け合って生きていた。

頭をコツンと叩いても
頭をコツンと叩かれても

背中をドンとどやしても
背中をドンとどやされても

どやす方も、どやされる方も
恨みっこなし。

文句を言っても、言われても
やっぱり恨みっこなし。

何があっても相手が

自分のこと思ってくれてるのが
分っていたから

心と心がつながっていた。

あの頃

少年期を送ったわたしは
ほんとに幸せだった

と、つくづく思ったのです。

「死を受け入れられる」

恩師の
このちょっと重い言葉に

わたしは
一瞬固まってしまいました。

何と答えればいいのか

話をどこへ持って行けば
いいのか

恩師の歳を思い
自分たちの歳を思う時

軽々しく
口を開けなかったのです。

「先生!
そりゃあ未だ先生が・・・

自分の死ってものを

5年も
10年も先のことだって

そう思っているからこそ
言える言葉なんじゃないですかね」

話題の重さにも関わらず
わたしの迷いにも関わらず

誰かがズバッと切り込んでくれ
場内騒然

死についての大論争に
なったのです。

だけど
論争は論争として

わたしにとっての「死」は
やっぱり

遠いものでなきゃあ
かないません。

そう思わなきゃあ
気軽に生きていられません。

笑って生きていられません。



母は96歳の時

師範学校時代の
最後の友人を亡くしました。

「どっちが先に逝くのかねえ」

最後に会った時も
二人は

笑いながら
そう話し合っていたのです。

談論風発、大激論

今年の口切りは
恩師のT先生。

「僕が最初にしゃべっても
いいのかな?」

と、恩師が言われました。

「勿論です、先生!」

わたし達はこの時だけ
学生時代に戻って叫びました。

「80を超えて・・・

60人いた同級生が
半分になってね。

去年まで
12人参加していた同級会も

今年はとうとう3人。

来年はもう止めようかって
言ってるんだ。

同級生がみんな
死んだり病気になったり

そうなると不思議なもんだね。

死ぬことが身近になる
納得できるんだよ。

死は誰にでも来るもの。

そう思うと
もう、ちっとも怖くない。

自然に受け入れられる
気がするんだよ」

恩師がそう言われたのです。

わたしは毎年1回

学生時代の仲間と
1泊2日の小旅行をします。

これには

80をいくつか超えられた
恩師

担当教授のT先生も
加わって下さってます。

行き先は年幹事の出身地周辺。

今年は

わたしの実家のある
八ヶ岳周辺巡りでした。

大河ドラマの信玄館や登竜の滝を巡り
ポールラッシュ記念館や
平山郁夫シルクロード美術館を巡り

清泉寮でアイスクリームを食べ
小作であずきぼうとうを食べ

サントリー白州蒸留所で
モルトウイスキーを舐め

夜は

ヴィンテージCCのVIPROOMで
大宴会。

宴会が終わればもう無礼講。

80いくつも、60いくつも無関係
恩師も弟子も無関係

談論風発、大激論

秋の夜長を
深夜までしゃべり抜いたのです。

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