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歌ノート・・・
「百寿舎」の
展示物を整理していて
母の歌ノートを見つけました。
平成16年から書き始められた
そのノートには
老いを生きる母の
辛さや哀しさが歌われておりました。
そしてまた
年毎に進む母の衰えが
字の震えや曲がりとなって
写し出されておりました。
衰えを歌う母の歌です
朝食が 済めば間もなく 居眠りに
新聞持つ手は 神経麻痺か
町に出て ウインドに映る わが姿
腰の曲がりを 見るも疎まし
もろもろの 集いの席に 出てみても
話にそえぬ つんぼの吾は
たまに会い 地名人名 忘れ果て
話も出来ぬ 老いの悲しさ
一歩二歩 歩くことさえ ままならぬ
この身にとりて 除草は無理か
吾既に 旅は不能の 身に老いて
昔なつかし 広告見るのみ
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