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わたしは最近
母との移動に
電車を使いません。
もっぱら車を使っています。
数年前
母と「特急あずさ」で
上京した時のことです。
わたし達は
山手線に乗り換えるために
数100mに及ぶ
それこそ半死半生の
行軍をしたのです。
母は右手に杖を持ち
左手で
わたしにすがって歩きます。
わたしの空いた手には
母のハンドバッグと
ふたり分の荷物が入った重い鞄。
わたし達は、20m行っては休み
10m行っては休み
階段も、5段上がっては休み
3段下がっては休み
延々と
それを繰り返したのです。

新宿駅のホームで
一息つく母
その挙句
「やれ嬉や
エスカレーターがある!」
と、喜んだのも束の間
一難去ってまた一難
母には乗り移るタイミングが
取れなかったのです。
もちろん
母は健気な明治女です。
泣き言も言わず
「もう懲り懲り」とも言わず
よろけながらも
何とかその場を
乗り切ってくれたのです。
だけど、わたしは懲りた
心底、懲りた。
それは
思い出すだけでも
嫌んなる難行苦行。
ダンディなわたしには
とても耐えられぬ
無様な姿であったのです。
この難行苦行に懲りた
わたしは
母との移動には
車を使うことを決めたのです。
車だったら、ドアツードア
母の車椅子だって
気軽に持ち運べます。
ぶざまな格好を
人に見せることもありません。
だから
「もっぱら車」にしたのです。
母との移動に
電車を使いません。
もっぱら車を使っています。
数年前
母と「特急あずさ」で
上京した時のことです。
わたし達は
山手線に乗り換えるために
数100mに及ぶ
それこそ半死半生の
行軍をしたのです。
母は右手に杖を持ち
左手で
わたしにすがって歩きます。
わたしの空いた手には
母のハンドバッグと
ふたり分の荷物が入った重い鞄。
わたし達は、20m行っては休み
10m行っては休み
階段も、5段上がっては休み
3段下がっては休み
延々と
それを繰り返したのです。
新宿駅のホームで
一息つく母
その挙句
「やれ嬉や
エスカレーターがある!」
と、喜んだのも束の間
一難去ってまた一難
母には乗り移るタイミングが
取れなかったのです。
もちろん
母は健気な明治女です。
泣き言も言わず
「もう懲り懲り」とも言わず
よろけながらも
何とかその場を
乗り切ってくれたのです。
だけど、わたしは懲りた
心底、懲りた。
それは
思い出すだけでも
嫌んなる難行苦行。
ダンディなわたしには
とても耐えられぬ
無様な姿であったのです。
この難行苦行に懲りた
わたしは
母との移動には
車を使うことを決めたのです。
車だったら、ドアツードア
母の車椅子だって
気軽に持ち運べます。
ぶざまな格好を
人に見せることもありません。
だから
「もっぱら車」にしたのです。
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