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数年前から
母は手を後頭部に回せなくなりました。
それでも毎朝化粧をし
髪を自分で結います。
化粧する母は
髪を後頭部にひっつめて結び
その上にまげを付け、髪飾りを付けます。
この作業を
回らなくなった手でするのは本当に大変。
自由にならない手を椅子の袖で支え
身体をよじって髪を梳き
結び、びん止めするのです。
だから・・・
まげが斜めに付いていることもあるし
梳いた髪も結ってる間に
乱れてしまう事もあるのです。
でも、母は健気です。
人の助けを借りようとはしません。
苦痛に顔をしかめながら
身体をよじり
毎日20分以上もかけて
自力で結い続けているのです。
「いっそ断髪にしたら楽なのに・・・」
見かねたわたしは
残酷なことをさらっといいます。
「そう言われても、まげだけはね・・・」
母はわたしを
キッと睨んでいい返します。
母は師範学校時代に始めたひっつめ髪を
80数年間
ずうっと結い続けているのです。
母は手を後頭部に回せなくなりました。
それでも毎朝化粧をし
髪を自分で結います。
化粧する母は
髪を後頭部にひっつめて結び
その上にまげを付け、髪飾りを付けます。
この作業を
回らなくなった手でするのは本当に大変。
自由にならない手を椅子の袖で支え
身体をよじって髪を梳き
結び、びん止めするのです。
だから・・・
まげが斜めに付いていることもあるし
梳いた髪も結ってる間に
乱れてしまう事もあるのです。
でも、母は健気です。
人の助けを借りようとはしません。
苦痛に顔をしかめながら
身体をよじり
毎日20分以上もかけて
自力で結い続けているのです。
「いっそ断髪にしたら楽なのに・・・」
見かねたわたしは
残酷なことをさらっといいます。
「そう言われても、まげだけはね・・・」
母はわたしを
キッと睨んでいい返します。
母は師範学校時代に始めたひっつめ髪を
80数年間
ずうっと結い続けているのです。
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