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真正四女・瑠璃は
自称四女の登場で
五女に格下げになりました。
だけど
それにもめげず
親孝行に励みます。
毎日電話をかけては
厭きもせず
近所や町の動向や
知人や親戚の消息を
聞きまくります。
あれはどうした?
これはどうした?
あれはどうなった?
これはどうなった?
あの人はどうした?
この人はどうした?
次々と聞きまくります。
たぶん
本当は興味もなく
聞き厭きてもいるのだろうけれど
ともかく聞き続けます。
瑠璃は
母の人や物事への興味や関心を
喚起しているのです。
そのおかげで母は
瑠璃の「地獄の聴聞攻め」に
耐えようと
教え子達との
電話にいそしみ
訪ねて来る人たちとの会話に
精を出すのです。
そのおかげで
母は
世間への関心を失うこともなく
日々忙しく
過しているのです。
自称四女・遼子さんは
県内外をまたにかけ
「命の教育」をしています。
講演は天下一品、引く手あまた
硬軟相混ぜ
脅しと褒めとを使い分け
大人も子供も老人も
惹きつけます。
遼子さんは母と同じ県内に
しかも
車で30分の同じ市内に
住んでいます。
遼子さんと母の間に
血縁はありません。
母が95歳のとき
出会ったのが縁なのです。
遼子さんは年齢不詳
だけどたぶん
3女と真正四女と間
「だから、わたしが四女なの」
と、遼子さんは公言しています。
遼子さんは母が好き
母も遼子さんがだ~い好き
とっても頼りにしています。
遼子さんの
母を思ってくれる気持は姉妹一。
忙しい講演の合間合間に
料理を作って来てくれたり
友達を連れて来てくれたり
講演に引っ張り出してくれたり
話す時には手を握り
母の耳に口を寄せて
話してくれたり
実の子もしないような
親身の心遣いを
してくれるのです。
母の年令では
子供なんて増えないのが常識。
それなのに
遼子さんのお陰で増えました。
母は本当に幸せ者なのです。
遼子さんは
樹齢350年の巨木の家の女主人
遼子さんは
何百年も続く旧家の女主人
庭に樹齢350年の
桧の巨木がある家を
独りで守っているのです。
そんな
遼子さんだからこそ
母に大きな愛を
くれるのでしょう。