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「お母様はね。
 
目が悪い
目が悪いって言いながら
 
私が気が付かない様な綿ゴミ
 
拾って歩くのよ」
 
っと妻が言うと
 
「それって
お義母さんの嫌味なんじゃない?!」
 
と、妻の友人達が
口を揃えて言ったんだそうです。
 
確かに母は
 
わたしに両手を引かれて
歩いている時でも
 
ほっそい髪の毛を目敏く見つけ
拾い上げるのです。
 
「お母さん!
そんなのほっとけばいいんだよ!!!

手、引いてもらってる
身なんだからね!」
 
と、いくら言っても
見つけるたんび
 
足を踏ん張って
わたしの手を振りほどき
 
拾い上げるのです。

手を振りほどかれて
ちょっとイラつくわたしですが
 
母のごみ拾いは
『嫁への嫌味』みたいなもんじゃなく
 
『スズメ百まで踊り忘れず』の

『育ちの問題』
じゃないかと思っているのです。
 
こういう感じ方って

『親馬鹿ならぬ子馬鹿』
なんですかね。

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昨年7月
 
高校時代の友人・萬治君が
諏訪大社下社の『お船祭り』に誘う
 
手紙をくれました。
 
下社前の彼の家を無償で開放するから
来ないかと言うのです。
 
彼は
 
『御柱祭り』の時もそうでしたが
友人知人に関係なく
 
誰にでも自宅を開放している
祭り好きの、心広い男です。
 
だけど、残念ながらわたしは
行けませんでした。
 
それで、返事を書きました。
 
 
 
萬治君
 
あっつい日が続きますが、お元気そうですね!
 
僕は昨年夏に
椎間板ヘルニアに苦しみ
 
手術をしましたが
その後は元気回復
 
年相応に暮らしています。
 
月半分は
 
この秋103歳になる母と
山梨で暮らしていますので
 
7月は昨日やっと富山に帰ってきた次第
返事が遅れて申し訳ありません。
 
母の103歳という歳は
大変な歳で
 
本人は息をするのも大変
 
トイレに行くのも
ご飯を食べるのも一苦労。
 
周りにいる僕ら子供も
なかなか大変です。
 
僕が100歳過ぎて
どんな風に息しているかを想像すると
 
生き抜くことも
こりゃあ大変だぞと
 
よっぽど腹をくくらなけりゃあ
ならないと思ったりもしています。
 
さて、御舟祭りへのお誘い
ありがとうございました。
 
だけど残念ながらこの日
 
貴兄のところへも
お邪魔させてもらった
 
娘や孫たちと
旅行する先約があって

伺うことができません。
 
来年にはぜひ
お邪魔させていただこうと思います。
 
その際はよろしくお願いします。
 
猛暑の折、ご自愛ください。
草々
                    飛来 太郎
 
 
追伸
 
君の本に出ていた
 
「タテミナカタ」や
「モリヤ」の云われを再読
 
懐かしく思い出した
清陵校歌をインターネットで引き出し
 
バックコーラス付きで
放歌高唱?しました。
 
傍にいた妻は
びっくり顔をしていましたが
 
僕は歌っている内に涙が出て来ました。
 
応援歌「金色の民」も歌い
 
自転車に
むしろ旗を括り付けて伴走した
 
駅伝大会のことなんかも
思い出しました。
 
みんな、本当に青春だった!!!!
友人Nにメールを送りました。
 
 
 
『おっはー!
こちらは薄曇り。
 
降っていなきゃあ
「晴れてる」って言う富山だから
 
一応
喜んでいい日だったんだけれど・・・
 
僕にとっちゃあ、今日は厄日。
朝からろくなことが無かった。
 
目覚めると
 
枕元のメガネのつるが
ぐんにゃり曲がってた。
 
寝る時かけっぱなしだったのが
夜中にはずれて踏んづけちゃったんだな。
 
新しいつる買うのにうん万円
無駄な出費だった。
 
次にパソコンを開けると
メールもインターネットもつながらない。
 
夜中に使ってた時は
何ともなかったのにだ。
 
2時間もすったもんだやって
やっと治ったが
 
時間の浪費だった。
 
近所の内科で定期健診受けたら
 
血圧はうまくコントロール出来てて
血糖値も6.3と117で
 
まあ何とか安全圏。
 
「まだ投薬するのはやめときましょう」
って、医者に言われて『ほっ』。
 
これだけがまあ救いだった。
 
で帰ってみると
 
携帯の電池が切れかかってるのに
気が付いた。
 
それで探したんだが
充電器が無いんだよ、これが。
 
山梨において来ちまってたんだ。
 
仕方なし
またauショップに買いに行った。
 
何とも厄介な一日だったよ
今日って言う日は!』
『お年寄りを
無表情にさせない為に
 
どう支えるか?』
 
11年2月20日付け朝日新聞の
『くらし考』に
 
答えがありました。
 
『とことん向き合い
ひとりぼっちにしない。
 
小さな望みも丁寧に』
 
という『見出し』が答えだと
わたしは思いました。
 
「良いケアってなんですか?」
って聞かれた
 
『特養ホームを良くする市民の会』の
本間さんが答えています。
 
「年長者に敬意を払い
気持に寄り添う事でしょうか。
 
結局は、受けた本人に聞かないと
わからない。
 
一番難しいのは
 
認知症や死の間際など
思いを伝えられない人へのケアなので
 
とことん向き合うしかない。
 
誰もが気分や
体調は変わります。
 
「紅茶かコーヒーどちらにします?」
と聞く気遣いを示すだけで
 
大切にされていると
感じるのです。
 
肩書きを失う
身体機能が衰える
 
先は長くないと知ることで
価値感も変ります。
 
寂しそうだったら
お茶を持っていく
 
好きな音楽を
一緒に聞くなどし
 
独りぼっちにしないことです。
 
指示や管理をするのではなく
1人ひとりに向き合い
 
ささやかな望に
 
丁寧にかかわっていく
積み重ねです」と。
 
 
 
全くその通りだと思うのです。
 
わたしは今まだ、福祉施設の
お世話になりたくありません。
 
わたしにはまだとても
 
その処遇に
耐えられそうもないのです。
わたしは時々
老人ホームを見せてもらいます。
 
そんな時には
つい
 
何年か後の自分の姿を
想像してしまうのです。
 
『行く行くは、あんな姿で
暮らさにゃならんのか!』
 
悲しいかな
それがわたしの本音です。
 
 
 
朝日新聞の
『くらし考』(11年2月20日付け)。
 
記事の中で、NPO法人
『特養ホームを良くする市民の会』の
 
本間郁子さんが
言っておられました。
 
「立派な建物内には高そうな絵がかかり
トイレは最新式。
 
なのに4人部屋で暮らす
お年寄りは
 
名札入りのジャージーを着て
無表情で
 
施設の外へ出ると
 
『親をこんな所に入れちゃ絶対だめ』
と、ささやかれた」と。
 
 
 
本間さんの言われた通りです。
 
立派な施設の割りに
『無表情』な入所の方々。
 
施設の方々の
ご努力やご苦労は
 
わたしにも
容易に想像できるところです。
 
だけど、わたしは

介護施設に行くたび
『無表情』の多さにショックを受け
 
『あんな風になりたくない。
なって欲しくない』と
 
自分の分も姉妹の分も
神頼みしているのです。
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