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6月のある日の
朝日新聞ひと時欄の記事。
 
大阪府の藤井正恵さんが
『老いと闘う90歳の母』と題して
 
投稿しておられました。
 
 
 
『今日こそは母と言い争うまい。
 
朝になるといつも
自分に言い聞かせる。
 
が、たいていはもろくも崩れ去り、
後悔して1日が終わる。
 
母は90歳。
 
広島で一人暮らしをしていたが
3年前から私の家で暮らしている。
 
杖や補聴器は『使うと体が怠ける』と
拒んできたが、
 
最近は
歩行器の力を借りるようになった。
 
物忘れもあらわれ
『死んだ方が楽』と漏らすこともある。
 
老いにとまどう母の心の底にある
いらだちや悲しみを思うと
 
いとおしくなる。
 
しかし、日々いたわってばかりは
いられない。
 
ある朝、母は家族の会話がききとれず
誤解してしまった。
 
何度説得しても納得せず
 
馬鹿にされたと
ますます怒ってしまった。
 
思わず
 
「おばあちゃん
補聴器付けないからでしょ」
 
と叫んでしまった。
 
「補聴器つけたから言うて
よう聞こえるとはかぎらん。
 
それに、あんたの言い方は気にくわん」
と母。
 
 
さすが母君。
娘の心の内をすばやく読み取る。
 
元気で強かった母が
今老いと必死に闘っている。
 
90年使った体にムチを打ち
立ち上がろうともがいている。
 
老いを素直に受け入れるには
母も私も
 
もう少し時間がかかりそうだ」
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姉妹ご一同様

おばあちゃんは5月9日から
一生園に移ります。

先日、副園長と打ち合わせしたので
確認したことを以下に報告します。

思いは様々あるかとも思いますが
了解願います。

交通の便ですが

今度は
デマンドバスが利用できるので

訪問予定が決まり次第
予約を入れてください。

タクシーでなくとも
確実に行けます。

確認事項

1.母はどのようなサービスを受けられるのか?
答え 基本的には、家庭でやってあげるようなサービスをします。入園にあたっては住所を一生園に移してもらいます。

2.母はどんな方と相部屋になるのか?
答え 乙女さんと同等な方と同部屋で1階の住人となります。

3.母は自分で着替えが出来ないが、毎日着替えさせてもらえるのか?
答え 毎朝毎夜着替えさせます。

4.足がむくむのでルーズソックスを穿かせるようにしているが、個別対応は可能か?
答え ネットで洗うので個別対応可能です。

5.病院ではおむつをしていて、定期的に交換をしてもらっていた。本人は便意を訴えるが呼び鈴を押せるかどうかはわからない。適時対応してもらえるか?(もちろん、漏らす時もあると思うが)
答え 個人個人の排便習慣や要求に合わせて随時トイレで行いますが、自分で立てない場合はベッドで対応するしかありません。

6.母は耳がかなり遠いが、近くで話すとこちらの言うことは理解できる。出来るだけ声をかけてやってほしい。
答え 声掛けします。

7.母は寂しがり屋なので日中はなるべく人のいるところで過ごさせたい。(たとえ会話はなくとも)
答え 体調を見ながらですが、車椅子で集会室にいてもらいます。

8.出来れば、リハビリ体操やゲームの時も傍に居させてやって欲しい。
答え させます。

10.リハビリはやってもらえるのか?
答え 一生園ではできません。年齢から考えると自治体が嫌がると思うが訪問のK先生に聞いてみます。ただ、主治医の指示が必要です。

11.なるべく声掛けをしてもらいたいが、会話を増やすためにも家族が可能な限り毎日面会したいが可能か?
答え 大歓迎です。面会時間は9時から5時までですが、園側に関係ない場合はあまり時間帯にこだわりません。

12.母は誤嚥するのでとろみの付いたキザミ食とお茶を飲んでいるが、年齢に似合わず昔から大食で現在も大食でスプーンで食べているがスピードは遅い。食事介助はしてもらえるのか?
答え 状況を見ながら介助します。

13.訪問時、食事の相手など(食事介護)したいが可能か?(病院ではさじ渡しして本人に自分で口に入れさせていたが)
答え 大歓迎です。2階の面会喫茶室に食事を運びますからそこで食事をとってください。

14.膀胱の機能が落ちていて頻尿だったので、バルーンを挿入している。
クリアナール錠200mg(痰を切れやすく出しやすくする)
ホクナリンテープ2mg貼付(気管支を広げ気管支炎を改善)
ラシックス錠20mg(尿を出やすく体のむくみを取る)を服用をしている。
尿道炎か誤嚥が原因?で時々微熱が出るが、抗生物質の投与で治まって いる。投薬やバルーンの交換は一生園でもやってもらえるのか?
答え 嘱託医は内科のM医院だが、バルーン交換が出来ないのでF病院を主治医にして、バルーン交換時に両方を見てもらって下さい。

15.病院では洗濯物は自宅でやっていたが、一生園でやってもらえるのか?
答え します。

16.誤嚥で苦しんでいる時は吸引してもらえるのか?
答え のど元まではできるけれど、気道はできません。

17.家族が実家から通う交通の便はあるか?(家族のほとんどは車を持たないので)
答え デマンドバスが利用できます。

病院に

母を見舞ってくれるという
甥姪たちに

わたしはメールを送りました。



お祖母ちゃんはこの3、4日
誤嚥で苦しんでいましたが

急がせず
『ゆっくり食べさせること』と

水っぽい物には
『きちんととろみをつけること』と

キザミ食を更に
『ミキサーにかけてもらうこと』とで

昨日今日は
あまりむせずに食べています。

バナナやカステラ、プリンなどは
柔らかい上にねっとりしていて

誤嚥しにくいので

お土産に持って来てくれて
全く問題ありません。

これらを適宜
食べさせてください。

先日も
むせた時吸引してもらうと

3、4ミリ角の
人参が出て来ました。

そんなことが
何度かあったので

ミキサーに
かけてもらうようにしたのですが

ただ
ミキサーにかけるだけでなく

とろみを十分つけて
食べさせるようにしています。

皆さんも何か食べさせる時には
そこに気を付けて

必要なら

ナースセンターから
 『とろみのもと』をもらって

更に
とろみを増してください。

人間、噛んでるうちに
脳が働いて

喉の準備が出来るのだと
思います。

物を食べさせる時は

ここんところに
十分注意してください。

ともかく

水のように「さっ」と喉へ
入って行くものは駄目です。

お祖母ちゃんの意識レベルは
僕らと変わりません。

何でもわかっているし
意思疎通も出来ます。

もちろん
とんちんかんな返事もするし

トマトを
柿と言ったりもするけれど

これは
決して呆けてるわけではなく

もちろん
呆けてると言う人もいるけれど

僕はただ

耳が聞こえなかったり
語彙が見つからなかったり

しているだけのことだと
思っています。

どうか
安心して見舞いに来てください。

太郎叔父さん

M先生

お元気で、忙しい日々を
お過ごしのことと存じます。

この度は

美味しい美味しいお菓子を
お贈り下さり

ありがとうございました。

母と一緒に心いくまで
楽しませていただきます。

S先生から
お聞き及びかと存じますが

母はちょうど半年
F病院に入院した後

5月9日からN町にある
一生園に入園させて頂きました。

我が家から一生園までは
車でほんの6、7分の距離。

順番待ちが
3、400人おられるという中で

F病院から一生園へと
直通で転園できたことは

何にもまして有難いことでした。

これも
先生やS先生が病院へ来られ

『無言の圧力』を
かけて頂いたおかげかな?

と姉妹と話し
有難く感謝しております。

一生園に移ってからの母は

最初こそ微熱が続いたり
誤嚥でむせ返ったりして

本人は勿論苦しみ

回りにいる私たちも

ただおろおろする不安な日々を
過ごしていたのですが

最近の母は
すっかり体調が戻りました。

入院前のあの夜昼ない
10分おきのトイレ通い

「いつ眠っているの?」
と聞きたいくらいの

気が変になりそうな
あの生活からも

母はバルーンのおかげで
解放されました。

もちろん
物忘れはあるのですが

お陰様で母の精神状態は
すっかり落ち着きました。

今では
バルーンの交換に

月に1度
病院に行けば良いだけになり

母は104歳に向かって
元気で生活しています。

ほんとにありがたいことです。

私たち姉弟は

相変わらず交代で
一生園に通い

昼ご飯を毎日
一緒に食べているのですが

それでも都合の付かない時は

2日でも3日でも
間を空けても良くなったので

ある程度自分自身の生活時間が
持てるようになり

前のような
追い詰められた緊張感が今は無く

夜も熟睡できるようになりました。

母が去年入院する直前には

次姉・眸が母と一緒に転び
母は大丈夫だったのですが

眸が腰骨骨折で
ギブス生活に入りました。

また、介護が
直接の原因かどうかは別にして

長女・翔子も

心臓近くに入れている
ステントの調子が悪くなって入院

末の妹・瑠璃も体調不良で脱落し
残るは3女・芽衣子と私と妻だけ

老老介護末期の大変さが

我が家に
ひしひしと迫っていたのです。

あの時期に比べると
今はまるで天国です。

まあそんな訳で、母も私たちも
それなりに

元気にやっておりますので
どうかご安心ください。

梅雨に入ったとはいえ
あまり降らず

富山と山梨を
行ったり来たりしている私にとっては

割合
快適な日々が続いております。

先生もどうか
お体に気を付けられてご活躍ください。

先ずは
とり急ぎ御礼と近況報告まで

飛来 太郎
母が誤嚥性肺炎で入院して
10ヶ月余り
 
何やかや忙しくて、ブログを更新せず
ご心配をおかけしました。
 
母は満104歳までに
あと2月。
 
必死に頑張って生きてます。


前進座かどこかの映画に

『どっこい生きてる』ってのが
あったけれど
 
あの言葉通り
母は健気に頑張っています。
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