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「お母さんの所為で
こんな寂しい正月に
なるんだよ!」
妻を
元日に実家へ行かせる母に
わたしは
時々文句を言います。
そんな時
母は決まって言うのです。
「嫁だって意識がないのよ。
自分の生んだ娘達も晴子ちゃんも
みんなかわいい私の子供。
自分の娘なら正月ぐらい
帰りたい所へ
帰してやりたいじゃあない 」
って。
わが家の嫁姑
母には
苦い思い出があるのです。
大昔
80年近くも前の大昔
母は父の元へ嫁いで来ました。
大恋愛の末のことです。
でも
それからが大変。
嫁姑の確執が
長いこと母を苦しめたのです。
その経験が
たぶん母を自制的な姑にし
嫁を迎える母の
心構えを作ったのだ
と、わたしは思うのです。
だから母は
「実家に帰ってきたら!」
と、言わないわたしに
業を煮やしているのかも
知れません。
「妻を守るのは
夫の務めでしょうが!
あなたに代わって
私が言ってるのよ!」
と、わたしを諭している様にも
思えるのです。
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