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人生

何かやるには
潮時があるのだ、と思います。

母は米寿の記念に

自分史「あしたもルンルン」を
出版しました。

254d864b.jpg


 孫達が挿絵を書いてくれました





92歳の時

自分が育てている
花々を自分で撮りためて

写真誌
「毎日が花曜日」を出しました。

b70eb7c4jpeg



 自分の育てた花々を撮りためて




「そんな物出したって
誰も見ちゃあくれないよ。

つんどくされるのが関の山」

そんな悪態をついて

わたしは
2度とも反対したのです。

だけど

母は老いの一徹、強情一途。
言い出したら聞きません。

2冊とも
思い通り出版したのです。

そして今、わたしは

「出してもらっといてよかった」
と、つくづく反省しているのです。

母にはやっぱり

あの時にしか出来なかったと
思えるからです。



そして

白寿を超えた母が
またまた言い出しました。

「私の記念館を建てたい」
って。

「小さくてもいいから
小屋を建て

自分の出した本や写真誌を
飾りたい

自分が使った
楽器や写真機も飾りたい

ライフワークの
『愛育関係の資料』も飾りたい。

そこに

ちょっとした
応接セットをおいて

お茶でも飲みながら
みんなに見てもらいたい。

私がどんな人間だったのか

私が
いなくなった後も

みんなに覚えておいて
欲しいのよ」

と、そう母は言うのです。

「そんな物建てなくたって・・・

家中がお母さんの物で
溢れているじゃない

この家その物が
もうお母さんの記念館。

部屋中に掛けられた表彰状

飾り物、写真・・・
ぜ~んぶお母さんの物じゃない。

お茶だって

この居間で飲んでもらえば
いいじゃない」

わたしはそう言って

性懲りもなく
今、反対しているのです。
 
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