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先日
二週間ぶりに実家に帰ると
柱時計が止まっていました。
何十年もの間
母の定位置の
鴨居の上で
時を刻んでいた柱時計。
一度ねじをやると
一月は刻み続ける柱時計
それが止まっていたのです。
ねじをやるのはわたしの仕事
亡くなった父に代わって
ずっと続けてきたねじやり
ねじやりは
家を継いだ者の大事な務めです。
それなのにわたしは
この前来た時
やり忘れていたのです。
時計の止まったことに
母が気付いていたのかどうか
私には分りません。
わたしには
何にも言いませんでした。
だけどわたしは
「母にも父にも
申し訳ないことをしてしまった」
と、心底思ったのでした。
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