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暖かい陽気に誘われ
母とドライブに出かけた時の話です。
「玄関の鍵は閉めたの?
勝手口は?
百寿舎は?」
家の外へ出た途端、母が聞きました。
「大丈夫、閉めたよ」
と、わたしは答えました。
「サンルームの鍵は閉めた?
炬燵の電気は止めた?」
車の方へ歩き出しているのに
母が未だ聞きます。
「大丈夫だってば!
僕といるときゃあ
全部任しといてよ、そんなこたあ!」
わたしは苛つく心を押し殺して
言いました。
『そんなことより、自分のハエ追ってよ!
自分のハエを!』
っと、わたしは心の中で
続けて母に言ったのです。
母がそうやって
母がそうやって
1つ1つ確認して
家を守っていてくれた事を
わたしは心底感謝しています。
だけど、わたしは68、母は101
母はわたしに両手でつかまり
やっと歩いているのです。
戸締りしたか、電気消したかと
母はわたしに両手でつかまり
やっと歩いているのです。
戸締りしたか、電気消したかと
1つ1つ聞かれると
やっぱりうんざりしてしまうのです。
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