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母の散髪は毎回
訪問美容師さんにお願いしています。
美容師さんは
予約電話一本で訪問してくれるのです。
「私にはもう
食べる事しか能がないのよ。
食べる事だきゃ1人前。
だけどもう
他の事は駄目。
何の役にも立たないの」
他の事は駄目。
何の役にも立たないの」
散髪してもらいながら
母が美容師さんに愚痴り始めました。
気分よく
散髪が終わってにっこり
「もう何の役にも立たないの」
と、母にこぼされた美容師さん
間髪を容れず言ってくれました。
「何言ってるんですか、乙女さん!
私が今日ここへ来れたのは
誰のお陰だと思います?
乙女さんのお陰じゃあありませんか!
乙女さんのお陰で
私は今日、お仕事を頂いたんですよ」
「そうなの?
それじゃあ私も
少しは役に立ってるってことなのね」
と、母がちょっと嬉しそうに言いました。
わたしは
『乙女さんのお陰』を連発してくれた
美容師さんの優しさに感謝したのです。『乙女さんのお陰』を連発してくれた
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