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母とわたしのやり取りを
聞いていた長姉が言いました。

「話してるたって太郎!

太郎はお母さんのこと
ああでもない、こうでもないって

ただ注意してるだけじゃない。

そんなのが会話なの!?

そんなんでいいのなら
私にだって話せるわよ!」

と、安心したように
言いました。

「お母さんとこに来たって
いいんだけどね。

家族のことを話し終えたら
もう話すことが無いのよ。

だってそうでしょ。

テレビの話をしたって
雑誌の話をしたって

お母さんはもう
興味が無いんだもの。

みんなは一体、何話してるのよ」

と、長姉はいつも
不思議がっていたのです。

たまにしか来ない長姉は
母との話題に困っていました。

何を話したら
母が乗ってくれるのか

分らないのです。

そんな長姉だから

母の所へ来ても
最初にちょっと話すだけ。

後は炬燵に寝転んで
ずうっと雑誌を読んでいます。

だから母が不満を言うのです。

「翔子が来てくれたって
ほんとにつまらないのよ。

話もしないで
本読んでるだけだもの」って。



そんな長姉が
母とわたしのやり取りを聞いて

自信をもってくれたのです。

「あんな会話でいいの?!

そんなんでいいのなら
私にだって話せるわよ!」

って、そう言ってくれたのです。

もちろんわたしは

『注意ばかりの会話』でいい
と、思っているわけではありません。

だけど黙っているより
注意でも何でも

言葉を交わすことの方が
遥かにいい

と、そう考えてはいるのです。

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