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「先生は元気なの?」
と、幼馴染のトンちゃんが
母の様子を聞きました。
「うん、まあ
何とか元気にやってる。
だけど最近
寂しがり屋になっちゃってさ
だれか傍にいないと
やたら不安がるんだ。
独り暮らしはもう限界
やっぱり、無理みたいだよ。
だから、今は
代わる代わる俺たちが
お袋と一緒にいるように
してるんだ。
そりゃあ大変だよ
俺たちゃほんとに無理してる。
自分の時間削って
滅私奉公さ。
だけど
お袋の気持考えるとね
俺や女房の都合だけで
富山に連れてくってのも可哀想。
それより、何より
お袋の歳で、住むとこ変えたら
右も左も分らなくってさ
それこそ精神的に
参っちまうと思うんだ。
老人性うつにでもさせたら
本末転倒
悔やんでも
悔やみ切れないことになる。
だから、今は何とかこのまま
家で過ごさせてやろうって
そう思ってんのよ。
幸い、お袋が
5人も産んどいてくれたし
姉妹の婿さんたちも
協力的だからさ
大変には大変だけど
何とかしのげているんだよ。
そりゃあ
跡取りの俺が1番大変さ。
自分で言うのも何だけど
姉弟1、無理をしてはいるのは
この俺だよ。
だけどね、月の半分は手抜いて
お袋から離れることだって出来るし
自分のやりたい事だって
まあまあやれてる。
ほんと、ありがたいよ
お袋様々、姉妹様々
婿さん様々、女房様々ってとこさ」
と、わたしは答えました。
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