忍者ブログ
[238]  [237]  [236]  [235]  [234]  [233]  [232]  [231]  [230]  [229]  [228
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「飛来さん!

僕の言う事じゃあ
ないかも知れませんが

もうそろそろ

お母さんと
同居されたらどうですか。

100歳で独り暮らしだって
聞いて

僕は驚いているんですよ」

ナースセンターで会った
主治医は

開口一番
わたしに言ったのです。

「病気の方は
大した事は無いと思います。

念の為、明日
CTと血液検査をやって見ますが

意識ももう
はっきりしているし

単なる意識消失発作。

まあ言って見れば

立ち眩みの様なもんだ
と、思います」

「あなたにだってあるでしょ。

急に立ち上がったり
下痢したりした時

ふらふらっとした事が。

あれですよ、あれ。

お母さんが倒れた時の状況は
聞いていませんが

多分
間違い無いと思います」

「そりゃあ良かった!
安心しました。

先生
どうもありがとうございます。

だけど先生!

脳血栓か何か
起こってたんじゃないですかね。

その詰りが取れたって事は
考えられませんかね」

わたしは
道中考え続けて来た病名を

主治医に
ぶっつけたのです。

「脳血栓なら
意識は飛びませんよ。

どっかに
痺れが出るのが普通です。

まあそれより、もうそろそろ

同居を考えられたら
どうですかね。

こういう事は

これからしょっちゅう
起こるようになりますよ」

主治医は病気より

母の独り暮らしに
重点を置いて

診断してくれたのです。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]