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わたしは時々甥姪に
母との会話をメールします。
 
わたしたちも行く道、通る道
 
年取るってことを
知っといてもらいたいのです。
 
 
 
ゼロゼロゴロゴロゴホゴホ
の続きだよ。
 
 
介護士詰所に
おばあちゃんと急行した僕は
 
そこにいた
サブリーダーに訴えたんだ。
 
「母が誤嚥しちゃって
咳が止まらないんです。
 
喉がゼロゼロしちゃって
痰が絡まってるんです。
 
息苦しそうで
見てられないんです。
 
申し訳ないんですが
吸引してもらえませんか?」
 
僕は入所ん時
 
「気管支への吸引はできないけれど
喉への吸引はできます」
 
と聞いていたからね
 
直ぐやってもらえるんだろうと
軽く考えて頼んだ。
 
でもまあともかく
気を使いながら丁重に頼んだんだ。
 
だけど、ところが
サブリーダーは
 
近くで食事介助していた
看護士さんを呼んで
 
「吸引してっ!だって!!!」

と、いかにも「面倒だわよね!」って感じで
言ったんだ。
 
「吸引はできますけど
苦しいから手で振り払うんですよね」
 
とは看護士の発言。
 
「いや、母は吸引慣れてますから
大丈夫です。
 
病院でも何回も何回も
やってもらっていましたから」
 
と僕も必死。
 
『手なんか
押えてりゃあいいじゃないか!!!
 
一時のことなんだから!』
 
と怒鳴り返すのは、僕の腹の虫。
 
だけど
 
僕がこんなに丁重に
しつっこく頼んでも
 
お二人様はただ
 
おばあちゃんの顔を覗き込んだり
背中を叩いたりするだけ。
 
肝心の吸引を
一向にしてくれず
 
顔中を歪めて
せき込むおばあちゃんを前に
 
何一つ積極的な
処置してくれなかったんだ。
 
まあそれでも
それから15分ほどで
 
おばあちゃんの
ゼロゼロは収まった。


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わたしは時々甥姪に
母との会話をメールします。
 
わたしたちも行く道、通る道
 
年取るってことを
知っといてもらいたいのです。
 
 
 
これは
 
おばあちゃんが一生園に
入園したてのころの話。
 
まだ、介護士さんと僕らの
意思疎通が
 
十分でなかった頃の話です。
 
 
ある日
僕はいつものように
 
おばあちゃんと昼食をとるために
一生園に行き
 
おばあちゃんと食堂の
いつもの席につき
 
おばあちゃんには
 
食事が届くのを待つ間に
いつものように
 
持って行ったプリンや
とろみを付けたお茶やスポーツ飲料を
 
食べたり
飲んだりしてもらったんだ。
 
おばあちゃんは快調
 
『甘いわね、美味しいわね』を
連発して
 
健啖家振りを発揮
僕も嬉しくてにっこにこ。
 
でも、良かったのはここまで。
 
配膳されたお粥を
2、3口啜ったところで
 
おばあちゃんが
むせ始めたんだよ。
 
一口すすっては
ゼロゼロゴホゴホ
 
2口3口すすっては
ゴロゴロゴホゴホ。
 
とうとう
 
ゼロゼロゴロゴロゴホゴホが
止まらなくなった。
 
咳払いをさせてみても
ゴックンさせてみても
 
喉にへばりついた痰が
一向に切れず
 
心なしか
呼吸もうまくできなくて
 
いかにも苦しそう。
 
まわりで食事している人たちも
心配そうに見てくれている。
 
この間、約10分かな
 
僕は途方に暮れたあげく
 
介護士詰所に
おばあちゃんと急行したんだ。
わたしは時々甥姪に
母との会話をメールします。
 
わたしたちも行く道、通る道
 
年取るってことを
知っといてもらいたいのです。
 
 
 
おばあちゃんは我慢強い人。
 
ほんとは
家に帰りたいだろうに
 
1度しか
 
『帰りたい』と
言ったことがありません。
 
ただ、ときどき
 
「もうちょっとだけ、いてくれない?」
 
と、縋るような目で
僕を見て言うんだよな。

わたしは時々甥姪に
母との会話をメールします。
 
わたしたちも行く道、通る道
 
年取るってことを
知っといてもらいたいのです。
 
 
 52d332b4.jpeg
  おばあちゃんが最近
 キーボードを弾き始めたみたい。
 
 芽衣子が
 写真を送ってくれました。

b48a332d.jpeg
 94歳で
 ピアノを習い始めていたのを知って
 
 牛田リーダーが
 
 電子ボードを
 廊下にセットしてくれたのです。
 

おばあちゃんは気が向くと
15分ぐらい
 
片手でキーを
叩いているんだそうです。
 
曲になってもならなくても
おばあちゃんは楽しいんだと思う。
 
おばあちゃんは幸せ者!
 
僕は一生園と牛田リーダーに
最大級の感謝を贈ります。
 
だって、一生園としちゃあ
わざわざセットしなくたって
 
済むことだもの。

わたしは時々甥姪に
母との会話をメールします。
 
わたしたちも行く道、通る道
 
年取るってことを
知っといてもらいたいのです。
 
 
 
「兄ちゃん
頭、まだ痛いの?」
 
「いや、もう大丈夫」
 
「まだ、だるいんじゃないの?
病まれちゃ困るよ」
 
「いんや、もう大丈夫」
 
104歳過ぎたおばあちゃんですが
 
僕のことを
いつも気遣っていてくれます。
 
心配かけちゃあいけないと
思いながら
 
ついつい
心配かけてしまう僕。
 
昨日の
おばあちゃんとの会話です。

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