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楽天家の母ですが

人の生き死にについて

毎日心を揺らして
生きています。



「私、もう少し生きられるかも!」

昨日
母が電話口で言いました。

「どうして」と聞くわたしに
母が答えました。

「だって・・・
新聞のお悔やみ欄に

104歳と102歳の人の記事が
載っているのよ。

それだったら

私にももう少し
時間があると思うの。

今日明日

死ぬってことじゃあ
ないもの!」

百歳目前の母が
嬉しそうにそう言ったのです。

そして今日

電話した妻に
母が言ったんだそうです。

「昨日の新聞に・・・

104歳と102歳の人が
亡くなったって出ていたのよ。

私ももう
永くはないわよね」
って。

母は同じ記事を
昨日と今日で

まったく反対に
受け止めているのです。

「お母様!

そんな記事
読まなきゃ良いんですよ。

読んでしまったんなら・・・
そうだわ。

その方の分まで

生きてあげたら
良いじゃありませんか!」

妻はどう答えたら良いのか
名案も浮かばず

そう言って
慰めたんだそうです。

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ぼや騒ぎは終わったけれど

わたしにはまだ
気がかりなことがありました。

それは
パックの耐熱表示の事。

パックの耐熱性が
低かったのではないか?

それをわたしが
見落としたのではないか?

わたしは
このふたつが気になったのです。

パックは

電子レンジ用にと
わたしが買って来た物です。

耐熱140℃を
確認したのもこのわたしです。

母に手渡したのも
このわたし。

だから、もしかしたら

ぼや騒ぎはわたしの責任なのかも
知れないのです。

歳の所為でしょうか
最近のわたしは

時々
見間違いや思い違いをします。

だから
自分の行動に自信が持てません。

それで

未だ燃えていないパックを
見直したのです。

da291019jpeg

表示はあったにはあったけれど
 これでいいのかな





やれうれしや、一安心

やっぱり
見間違いじゃあなかった。

表示は確かに
耐熱-30~140℃。

燃えたのは

わたしの所為じゃあなかった。
別の原因なんだ。

わたしは
ほっと胸を撫で下ろしたのです。



でも
落着いてよくよく見ると

耐熱表示の下に

小さい字で
しっかり書いてあったのです。

「フタを外してご使用下さい」
って。

しかも

パック本体の底にも
見にくいけれど

「フタは―30~70℃」
と、書いてあったのです。

燃えた原因はこれだった。

わたしは大事な所を
読み飛ばしていたのです。

だけど

確かに
注意書きはあったのだけれど

こんな表示で
注意書きになるのかな

と、わたしは思ったのです。

フタ付きのパックで

フタと本体の耐熱温度が
違うなんて!

しかも、そんな大事な事を

こんなに目立たなく
表示するなんて

そんなおかしなことがあって
いいものか

と思ったのです。



人なんて
必ずミスを犯すもの。

注意すべきことこそ
もっと大きく

しっかり表示すべきだ
と、思ったのです。

わたしは
自分のミスを棚にあげて

表示の仕方に
文句を付けたいのです。

ぼや騒ぎは終わったけれど
わたしは心配。

母は確約してくれたけれど
やっぱり心配。

母がまたフタを使うだろう
と、思ったのです。

そこで

わたしが考えた
ぼや騒ぎ再発防止法。

パックのフタを全部捨て

母が
2度と使えないようにする。

電子レンジの機能を
温め一本に絞り

しかも

1分以上
セット出来ないようにする。

このふたつの再発防止法
今実行しています。



だけどこんなやり方

やっぱり
間違っていると思うんです。

どなたか

もっとまともな対処法
教えてもらえませんか。

先日
実家に帰ると

キッチンから
プラスチックの燃えた臭い。

「ありゃあ、ぼやでも出したか!」

わたしはドキッとして

あちこち
チェックして回りました。

すると

焼け焦げたパックのフタが一つ

電子レンジの上に
鎮座ましましておりました。

「お母さん、これどうしたの?!」

心が少し静まってから
わたしは

母を脅さないように
気をつけながら聞きました。

「みんなに見せたくて
そこに置いといたのよ。

冷凍のお饅頭温めようと

そのフタに載せてチンしたら
突然煙が出て来てね。

開けてみたら焦げてたの。

だからみんなにも見せて
気をつけてもらおうと思ったの」

母がのんびり

まるで他人事のように
答えました。

「なんで
フタなんかでチンするのよ!

フタはフタでしょうが!!!」

っと、またイラついて来た
わたしです。

「だって・・・
フタがそこにあったし

お皿を持ちに行くのも
面倒だったし・・・」

母が自分の理屈で
主張しました。

「でもねぇ
いくら面倒だからって

火事になったらどうすんのよ!」

「だから言ったでしょ!

みんなが同じ事しないようにって
みんなに見てもらおうって

電子レンジの上に置いたんだって」

母は

「気を利かした私を褒めて頂戴」

と、言わんばかりに主張し続けました。



まあそんな
噛み合わない会話の末

母は渋々

今後はフタを使わない
と約束してくれ

ぼや騒ぎは終わったのです。

母は
1年前から

ガスコンロを使わなく
なりました。

今はもっぱら
電子レンジに頼っています。



5年ほど前

母は頬に
ちょっとした火傷をしました。

天ぷらの油が飛んだのです。

150センチ余りあった背が
140センチに縮み

天ぷら鍋に

顔が近付き過ぎるように
なったのです。

そんなことが
何度かあって

コンロの高さを
10センチ下げました。

そして2年前

母の背は
135センチに縮みました。

袖に火が付くのを心配した
孫のミソノが

防火布で炊事用の手っ甲を
作ってくれました。

d4faf726.jpeg
 孫のミソノが作ってくれた
  防火手っ甲





でも、やっぱり心配。

それで

火を使わない
電磁調理器ならばと

使ってみてもらいました。

だけど
やっぱり難しかった。

いろいろ
機能があり過ぎて

どのボタンを押せばいいのか
分らない。

それでとうとう
自炊は諦めてもらったのです。

「大丈夫よ、心配ないわ。

やれるうちは
何とか自分でやりたいのよ」

母は頑固に言い張りました。

だけど、やっぱり心配。

火傷をしてからでは
遅いのです。

それで

ヘルパーさんを頼んで

食事作りをお願いすることに
したのです。

母がただ3食

電子レンジで温めれば済むように
したのです。



これで安心
そうは思うのだけれど

母の出来ることを

ひとつずつ削って行く
わたしのやり方

こんなことでいいのかなって
思ったりもするのです。

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